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【水性ホビーカラー・リニューアル版】の使い方・レビュー「希釈」「洗浄」「スミ入れ」

ガンダム水性ホビーカラー塗装 ツール・テクニック
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昔は使いにくさや乾燥の悪さからあまり良い評判が無かった水性塗料、しかしラッカー系塗料が環境上使えず水性を使っていた人への朗報となったクレオス「水性ホビーカラー」のリニューアル。

完全無臭とはいきませんが、かなりのスペックアップが施されています。

無臭でやりたい場合は海外産のシタデルカラー等エマルジョン系塗料達も躍進していますね!

今回リニューアルされた「水性ホビーカラー」のレビュー使用をしていきます。

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新水性ホビーカラーの改良点・エアブラシでの希釈率など

水性ホビーカラー

2019年10月に大幅リニューアルとなったクレオス水性ホビーカラー。HJのインタビューにてクレオスさんがこれからの時代を見据えて水性に注力するともありましたね。

大きく3つの改良点

↑塗膜強度アップ

↑乾燥時間短縮

↑臭い軽減

塗料として必要な部分が大幅にアップデート、塗膜強度と乾燥時間短縮は最早革命。

希釈濃度についてですが、これはラッカーと同じく色や経年による粘度増加によって変わりますが、基本エアブラシでの塗装時は「塗料1:うすめ液1」が目安ですかねぇ。

あまり薄めるとタレやすい性質となっています、また水性はコンプレッサーの圧力に少し余裕があると嬉しいなと感じました、L5でも吹けますがL7だと更に相性が良い印象です。

筆塗りは瓶のままでOKとありますが、広い面積などの場合少し薄めて塗り重ねた方がいいかもです。ただ細かい部分塗装などの小面積ならそのままで私は塗っています。

0.5mm口径のエアブラシやL7辺りの圧力を手に入れると結構扱いやすさが向上しますな、L5+0.3mmの環境でもどうしても困る訳ではありませんが。

ガンダムカラーでEGガンダムを塗装してみた

水性ホビーカラー エアブラシ 塗装 ガンダム

水性ホビーカラーでも展開されだした「ガンダムカラー」でEGガンダムを塗装してみました。

下地はグレーサーフェイサーを吹いています。

「ガンダムホワイト」は若干寒色系のホワイトでキリッと決まってくれます。

「ガンダムレッド」「ガンダムブルー」もイメージ通りの色味となっています、ガンダムカラーはこの再現度が売りですな。

1番大変だったのはやはり「ガンダムイエロー」グレーサフの上からではキレイに発色しないので下地に白を使いました、黄色の宿命ですな…

スミ入れは普通にエナメル塗料を使用、特に侵食される事もなく普通に使用できました。

トップコートには水性ホビーカラー「つや消しクリアー」を使用、「プレミアムトップコートUVカットスムースクリアー」も発売されていますね。

僕は通常「つや消しクリアー」のこのきめ細かなつや消し具合がとても気に入っています、塗膜強度も強いですよ。

隠蔽力・発色・乾燥速度・塗料として高い水準

それで肝心の新水性ホビーカラーの使用感についてですが、結論から言うと大分ラッカーに近付いた感じです。

またニオイについては塗料自体の臭いは軽減されていますが、うすめ液が従来品なのでエアブラシではあまり体感できませんが、筆塗り時だと随分違います。

1時間経たない間に指で触れるくらいに乾燥、乾いた後の塗膜はガッチリと硬くしっかりとしています。ラッカー系ほどの乾燥速度とはいきませんが水性ではかなり改善されたかと思います。

使用するうすめ液・オススメはガイアノーツ

うすめ液についてはタミヤ・クレオスの既存の水性アクリルの物が使用できます。

私は水性を使う場面も徐々に増えてきたのでガイアノーツのアクリル溶剤を使用しています、これの上記メーカーとの違いは「水」が添加されていないので純粋に溶剤の成分が濃そうなので。

実際ある程度の乾燥速度の促進がみられました。田舎だと入手難度が高めになりますがコスパも良いのでオススメです

塗装に失敗しても簡単やり直し

マジックリンは水性塗料の塗装を剥がす時にリムーバーとして使えるので新水性を使用する場合持っていて損は無いかと思いますよ。用具洗浄にも使えるスゴイ奴です。

失敗してもこれらで簡単にドブンできるのは水性の強みですね。

他に用具の洗浄である程度の臭いを許容できる場合は「アクリジョンツールクリーナー」が実は対応しておりますとクレオスさんからTwitterにて発表がありました。

またガイアノーツの速乾型エナメル溶剤も成分的にプラに優しい模様ですね。

スミ入れ・トップコート・洗浄について

スミ入れは「ウェザリングカラー」や「エナメル」を使用する事ができます。

トップコートは「ラッカー系」を使用する事も可能ですが、溶け出す可能性があるので砂吹きをしてじっくり馴染ませていきましょう。特にトップコートは水性では好みの物が無かったり塗膜強度を求めラッカー系を使いたい事もあるのでコートは慎重に。

水性塗装でのエアブラシなど用具の掃除は先述しましたが「マジックリン」で洗浄可能。ツールクリーナー系の臭いを気にせず使用できます。

スミ入れ塗料については別記事にてまとめました。

個人的な結果感想

よく行く量販店の店員さんが言ってましたがラッカーから乗り換えた人も居るそうです、実際それくらいのポテンシャルがあります。

私はラッカーを使える環境ではありますが、リニューアル水性にはとても可能性を感じます。ラッカー系って使わないでいいならそれに越したことは無いって気持ちはどうしてもありますからね。これからのモデリングライフで徐々に切り替えていく事も視野に入れています。

ガンダムカラーもSEEDや水星の魔女カラーとラッカーで展開されていない色も登場、更に30MSカラーなど美少女プラモデルのカラーも登場とクレオスさんの気合の入りっぷりが伺えます。

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