今回はMG「Zガンダム Ver.ka」の頭部改造について。
発売前から頭部の造形については色々賛否を含めてあったキット、僕はそのままも嫌いではないが…結局改修する事に踏み切りました、素の状態も唯一無二な感じが出ているんですけれどねぇ。
また成型色仕上げの簡単フィニッシュで仕上げる予定なので塗装が必要な改造はしない条件でやっています。
まずはその1・素組みとの比較


画像上が素組みの状態、下が改造後となります、改造後は表面処理がまだ足りておらず整える必要がありますが、大体の形作りはできました。
目指す指標として参考にしたのは初代MG「Zガンダム」あのキットはカトキハジメ氏のデザインでキットへの反映力も高く、ある種あれが「Ver.ka」であるとの解釈もできますな、なのでそこを参考にしました。
改造する為の主な指標ポイント
- 面長なのを緩和するためにアゴの削り込み
- 頭部側面・ダクト部分が薄いので幅増し
- アゴを削った分の調整として頬当てを広げる
改造その1・アゴを削り込む
改造部分、まずは一番分かりやすい下アゴの削り込み。画像は上記の改造後の物で見てください(本当にそれくらいの要素しかない)
単純に400番くらいの板ヤスリから始めてやりすぎない様に細かくチェックしながら削りました。
もっと角度などもしっかり見ると更に良くできたかなぁと思いますが、そこまでのセンスとスキルがありませんでした(汗)
アゴの突起も慎重に削り込み、成型色で仕上げる予定なので失敗すると大変な事になるので…
改造その2・アゴを削ったので頬当ての間隔を広げる

アゴを削り込んだのでバランスを取る為に頬当ての間隔を広げる改造。
やり方としては画像のマスクの横、露出するダクトの下側に頬当ての干渉部分があるのでそこに0.3mmのプラバンをペタリと貼り付け、これだけで頬当ての間隔を広げる事ができます。
改造その3・ダクト横の耳部分の幅増し

一番苦労したのが耳部分の幅増し、成型色仕上げなのでランナープラバンを使いました、ランナーをヘアアイロンでプレスして作りました、これで成型色と同じプラバンを作る事ができます。
若干粘りがあり、市販のプラバンよりも扱いにくいですが、成型色を活かすなら便利な手法です。
ランナープラバンを側面に接着剤でペタリ、変色が嫌なので流し込みタイプ速乾型を使いました、場所と面積的に大量に流し込みました、しばらく手で抑えて馴染むようにホールド。

乾いたら形に沿って大まかに切り取り、ヒートペンでニュルニュル溶かしていく作戦にでました。
しかしコレが非常に苦戦する結果に、画像の状態から整えたら良くなりそうと思いきや気泡みたいな穴がポツポツと(汗)
これには困りました、ランナーの切り屑で埋めてもまた出来ての繰り返しとなり、最終的には「瞬間カラーパテ・ホワイト」で埋める事になりました。
若干の色味の違いが出ましたが小さな気泡埋め程度なのでまぁまぁ良しとする事としました。
ヒートペンでの整形などここは慣れると非常に強い武器になりそうだなと手応えはありました、扱いが難しいですが、デザインナイフやヤスリだと大変な作業をパパッとできますからねぇ。
改造1・2の手順はあっという間にできましたが、この側面の幅増しはこれだけでかなりの時間がかかる結果となりました(汗)
コメント
参考になりますわ~
引き続きお願いします(^o^)
ありがとうございます!誰かの参考になれば幸いです。
引き続きなのですがこのキット気になる所は頭部だけだったので後はイジらない予定です(汗)