今回の記事はコンプレッサーのレビューとなります。
レビューするのは今年の冬が終わろうとしている頃に話題になったコンプレッサー『PROFIX NITRO-COMP ニトロコンプ V1』になります。
お手頃価格ながら高圧にも対応していてユーザーからも好評のコンプレッサーとなっています。
定格0.25Mpaまで出せる高圧

- 駆動方式 オイルフリーピストン
- 本体重量 4.6kg
- 最大連続使用時間 20~60分
- 最大圧力 約0.4MPa
- 定格圧力 0.25MPa(0.3mm口径使用時)
- 吐出空気量 23/25L/min(50/60Hz)
- 動作音量 47db
- タンク なし
- 消費電力 最大負荷時130w無負荷電力80w
- その他 自動圧力スイッチ安全温度センサー
- 本体サイズ 高さ 21.5cm
- 横幅 13.7cm
- 奥行 25cm
お値段は少しブレがありますが大体15000円くらいとなっています。
とりあえず各仕様から圧力は最大で0.4Mpaで定格は0.25Mpaとなっています。
僕も利用した感じそんな所ですね。人によりますが定格である0.25Mpaにて吹付ける事はそうそう無いパワーですね。
比較としてはクレオスのL5で定格が定格0.1Mpaとなっています。
実際にガンプラとかを塗装する際には0.1~0.15Mpaが扱いやすいです。
なので主にレギュレーターで圧力調整して使用しております、本体に取り付けられているので買い足す必要はなくドレン(水抜き)も付いてます。
圧力スイッチが付いており圧力が一定以上になると動作が止まります。この時コンプレッサーが振動するので環境次第ではそこに注意、僕はテーブルの上に置くとテーブルがグラっと揺れるので防振マットを敷いて床に置いています。
後述する騒音についても低減されるのが良きですね。
付属品・ハンドピースがあれば塗装ができる内容
レギュレーター・水抜きドレン

付属品というか本体に取り付け済みの部品です。
圧力を調整・水抜きの役割を担ってくれます、ホースもこちらから出ている口に取り付けます。
単位は黒い線の圧力を見ます、単位はbar(バール)ですが1バール=0.1Mpaと簡単に置き換える事ができるので単位の違いに迷う事はありません。
僕は主に0.15Mpaで使用しています、どうせならちょっと圧力高めでといった感じで使ってます。細かいパーツの場合には絞ったりして細かく調整しています。
エアホース2種・エアブラシホルダー


本体側にもエアブラシホルダーが付いていますが付属品でレギュレーターに取り付けるホルダーも付属します。
コンプレッサー本体の近くで作業する場合に役立つかと。僕の場合はちょっと遠いのでテーブルのホルダーを使っていますが。
エアホースが2種付属、規格はどちらも1/8(S)と模型で使う一般的な規格となっています。
ホースの種類は編み込みのブレイドホースとスパイラルホース。
好み・置く場所などによって2種類付けてくれるのは非常に有り難いです。
エアバルブジョイント

付属品として変わった所でエアバルブジョイントが付属します。
これは充電式のエアブラシなどのピースを通常のコンプレッサーで使える様にする為のパーツとなっています。
発売元のRAYWOODさんが充電式エアブラシを多く展開しているのでそこからの配慮ですね。
後は取説・ステッカーが付属します。
ハンドピースがあれば塗装をはじめれる内容となっていますな。
騒音値について
僕が一番気にしていた点が騒音です。
以前購入したTKF-002はとても良いのですが騒音が若干環境的にオーバーなので夜は使用できなかったので…(汗)
今回音の方を測定してみました、比較はクレオスのL5と比べてみました。
ニトロコンプ・55dBで60弱辺りを推移

カタログスペックでは47dBですが、測定環境も機材も違うのでそりゃ違いが出ます。
基準では「オフィス・通常の室内会話」クラスとそこまで騒音は大きくありません。
クレオスL5・52dB

騒音値の低さに定評のあるL5は52dB、スイッチを切る時ちょっと他の音を拾ったのか上がっちゃっています(汗)
数値化した結果はL5と同じくらいのライン
騒音値、これは購入前の想像より遥かに小さいラインでした。
数値的にはL5と大差ありませんが、音の質というのは違いがあるのでそこで感じ方に個人差が出るかと思われます。
L5が「ブゥゥゥゥン」と言う低めの音でニトロコンプは「プロロロロロ」といった少し高めの音かなと僕は感じます。
駆動方式が違うコンプレッサーなので音質は大きく違いますな。
僕の環境だと深夜も問題なく使えるラインです、吹いてない時は圧力スイッチによって動作が止まるのがプラスですね。
後は耐久性次第
こればっかりは新しい製品なので未知数ですが、できれば長持ちしてほしいですね。
値段的に3年とか使えれば元は十二分に取れるでしょう。
しばらくコレをメインに使っていこうと思います。
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