クレオス・新水性ホビーカラーについて解説・使用感レビュー

塗料

以前は使いにくい乾かない塗膜が弱い…と避けられがちだった水性塗料。

しかし現代社会では溶剤については結構シビアになってきています、そこで模型塗料大手であるGSIクレオスが投入したのが水性ホビーカラーのリニューアル版。

肝入で発売されただけあり、かなりの性能アップが施されています。

ラッカーから乗り換えた方も居るようでそれも納得のスペックの塗料となっています。

ガンダムカラーも登場して豊富な色数

リニューアル水性ホビーカラーから待望の水性「ガンダムカラー」が登場しました。

ガンプラの説明書に水性塗料をオススメします表記がありながら今までラッカー系にしかなかった状態が遂に解かれました。

水性ホビーカラーにて塗装したEGガンダム。

ちょっと埃かぶってますが(汗)

トップコートに同じく水性ホビーカラーのつや消しにてトップコートしております。

旧来の水性ホビーカラーからパワーアップしている部分は以下の通り。

  • 隠蔽力
  • 乾燥速度
  • 塗膜強度
  • 臭い

塗料として必要な部分が全て強くなったと思って大丈夫です。

かなりラッカー系塗料の特性に近づきましたね。

希釈について

希釈についてはラッカー系より若干シビアな感じがしました、薄めすぎた場合は弾かれてタレてっていうのがラッカー系より顕著、濃すぎた場合のエアブラシの詰まり具合も同じく。

大体の希釈率については塗料の状態によって変わってはきますが、大体塗料とうすめ液で「1:1」くらいで良いでしょう。

圧力が低いコンプレッサーだとちょいと大変な所もありそうな感じがしました。L5でも吹けますが、L7だと十分なパワーといった所。

うすめ液については以前の物を使用します、個人的にうすめ液もアップグレードされないものなのかな?と思ったりしています。

サーフェイサーも登場している

念願の水性塗料でのサーフェイサーも登場。

下地処理として必要に応じて使いたいですね、サーフェイサーらしく通常の塗料よりトロ味が強いです。

傷埋めや隠蔽力については気にならなかったので高い性能を誇っているかと。

スミ入れについて

水性塗料で気になるポイントとして「スミ入れ」がありますね。

ここについてはほぼラッカー系塗装時と同じ道具・感覚でいけますが、エナメル塗料ではラッカーほど耐性が無いのでゴシゴシと強く拭き取ると表面が薄く溶けたりしますので注意。

万全を期すならば1度光沢クリアーなどでコートしてから、というのもアリ。

またクレオスのウェザリングカラーやリアルタッチマーカーを扱うというのも1つの手段。

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