ツールレビュー・絶賛ヤスリ沼にどっぷりと浸かっているのでヤスリのレビュー。
今回は「GSIクレオス 匠之鑢・極 外伝 カンナヤスリ MF19」のレビューとなっています、ヤスリの中でもかなりの変わり種となっています。
カンナがけ自体はデザインナイフやキサゲでよくやる作業ですね、それを行う専用ヤスリというのは非常に興味深いです。
これは試さずにはいられない!って感じです。
カンナがけの要領で使用するヤスリ
名前の通りカンナがけする様にして切削するヤスリ。
ヤスリなので刃入れはされていません、スライドさせてゴリゴリと削り取っていく形となっています、新鮮ですね。
とりあえず使ってみた
MG「Zガンダム」の腕を作業してたので丁度平面出したいなぁ~と思っていたのでお試しに使ってみました。
斜めになっている面もあって2面あり性能を試すには丁度よいパーツですね。
面を出すのも結構サクサクいけました。
説明に書かれている通り優しくスライドさせていきました、カンナの原理なので刃の角度によっても削れ具合が変わっていきます、刃を寝かせるほど切削力がマイルドになっていきます、こういった所で調節できるのは面白いし便利ですね。
新しいヤスリ方・新しい道具で扱いきれていませんが、面を出すにはやはり向いている様です、削ぎ取る様に削れるのでパーツのうねりなども確認しやすく平面をしっかり目指していく事ができます。
そしてもう1つ活躍できるのが「合わせ目消し」「パーティングライン消し」ですね、基本これらの工作はカンナがけ系の道具が得意とする所、このヤスリが活躍しないはずがないです。
ヤスリなので削った後の削りカスは粉状になります。
使い方の注意としては説明にもある通りしっかりとホールドする事、あと攻めすぎないで刃は寝かせ気味が安定します、刃を立てると刺さってパーツを不必要に傷付けたりしちゃう可能性が出てきますし抵抗も大きくなるので刃がビビってしまうリスクも。
裏技・側面を使っての広範囲なカンナがけ
もう1つ裏技的な使い方としてヤスリの側面を使う技。
側面も結構角がしっかりとしているので側面の広い面積を利用して大きなパーツのカンナがけ作業にも使用する事ができます。
側面を平に付けてスライドするとこれも面出しに活躍してくれます、ピッタリつければしっかりと平面が出ますよ。
変わり種ヤスリなのですが、こりゃあアタリ品です。代替品も無いので唯一性も高い逸品。
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